Financial Statements 2022
■ Announce of Financial Statements 2022
2022年度 決算報告
2023/2/1
(運営者アスパラより)
<ご挨拶>
日頃よりAspara’s DJ Liveをご愛顧ならびに楽しんでいただき、誠に御礼申し上げます。
Aspara’s DJ Live(Featured ERG.)は非営利で運営しており、具体的には、収入から経費を差し引いた額をプラスにしないこと、ならびに収益が生じた場合は本配信用途のみに投じることとしています。
一方、DJ配信を行う上では様々なメーカー様やクリエイター様との調整やガイドラインに基づいて行う以上、できる限り透明性が確保された運営がなされるべきと考えます。Aspara’s DJ Liveは年間の収支を継続的に公開することで、運営のご参考や非営利性、事業特性の理解が深まればと考えております。
決算報告はAspara’s DJ Live.comを開設した2020年度より実施しており、本取り組みは今後も継続して行ってまいります。
なお、Aspara’s DJ Liveは各年1月1日から12月31日を会計年度としております。
<2022年の活動概要>
2022年内のAspara’s DJ LiveはFeatured ERG.を合わせ計39回、82時間10分の配信を行いました。
配信回数は昨年比で引き続き減少しましたが、見て頂く方は増加を継続し、同時視聴者の年間平均は123人となりました。多くの方に観て頂き、大変嬉しく思っています。
内容としては初めて見て頂く方への親和性やライフスタイルへの考慮から、より短めに1.5~2時間を目安に配信を行っています。
2020.7から行っている美少女ゲームソングDJライブストリーミングイベント「Featured ERG.」では、2022.3に”Vol.5 Whirlpool”、2022.9に”Vol.6 AMUSE CRAFT”を開催しました。
Vol.6では協賛ブランドさまからご協力を頂いたことで、当イベントは同時視聴数で700名超とこれまで最も多くの方に楽しんで頂くことが出来ました。
2022年は昨年度決算報告に記載したとおり、コンテンツ性・プロモーション性の強化を目標に掲げ、以下のような施策を実施しました。
・Featured ERG.の協賛とコラボレーション
・Aspara’s DJ Liveで初となる公式ヒロイン(2022.4, 2022.10)
・公式Tシャツの作成、頒布(2022.10)
・配信UIパネルと新規スタンプ枠の設定(2022.8)
大きなトピックである公式ヒロインについては、雫、レティ、DJ RINの3人が誕生しました。デザイン、イラストレーションは、美少女ゲームに縁の深い志水マサトシ(くらは)氏、主催がその腕に惚れ込んだschatten氏に素敵なイラストを手掛けて頂き、美少女ゲームDJ配信のイメージをより明確化することができました。
レイアウト面では作品のプロモーションを兼ねたUIパネルの設定、公式ヒロインを用いたスタンプ拡充といった美少女ゲームとの融和、ならびに新規の美少女ゲームファンの方が入りやすい構成を目指しました。
機材面ではハードウェアへの投資は一巡しましたが、スマートフォンの既存カメラを用いることでは新たなカメラレイアウトが加わり、品質の向上が実現できたと考えております。
結果として、より美少女ゲームに寄り添い、盛り上げていくという弊配信の理念に近づきながら、新たな付加価値が提供できるようになりました。
このような活動の中、2022年度のAspara’s DJ Liveは年間収支は下記のようになりました。
2022年度(2022.1~2022.12) 年間収支 (単位:円)
収入 +250,880
支出 ▲398,250
損益 ▲147,370
最終損益は▲147,370円となりました。各項目は以下のとおりです。
◇ 収入の部 +250,880円
(概要)
収入は+250,880円(決済等に掛かる手数料差引後)となりました。
昨年度と比較し約3倍の伸びとなっており、要因としては、
①サブスクライブ数が大きく増えたこと ②円安の進行(Twitchはドル収入のため)③Tシャツの売上利益の計上 の3点が挙げられます。緩やかながら事業規模が拡大したものと捉えています。
②、③については市場変動要因、一時要因のため、Aspara’s DJ Liveにおける収入項目は引き続き①Twitchのサブスクライブ及びチアー(Cheer、いわゆる投げ銭)が重要と考えております。
弊配信は無料で視聴可能ですが、サブスクライブをしていただくことで
・オリジナルスタンプの使用
・Twitch側の仕様である広告なしに視聴可能
といった付加価値を得ることが可能となっております。ビッツ(Bits)を購入することでチアーが可能です。時折、視聴者の皆さまからご支援いただけることはモチベーションにもなり、ありがたく思っております。
サブスクライブはAmazon Prime会員であれば無料で支援可能となっておりますので、引き続き、ぜひご支援いただければ幸いです。
◇ 支出の部 ▲398,250円
(概要)
支出は▲398,250円となりました。
2022年度は新たな科目として設定したイラストレーション発注費、ならびに昨年購入分の上乗せによるハードウェア償却費の支出が大きくなりました。
各科目の内訳は下記のとおりです。
・サイト運営費 8,330円
本項目では、ウェブサイトを運営する上で必要な運営費としてAspara’s DJ Live.comに係る「ドメイン取得費」、「サーバー年間レンタル費」を計上しています。
・イベント関係費 24,640円
本項目では、「Featured ERG.」 についてVol.5,6にてプロモーション用途に作成したポスター制作費、Tシャツ制作費を計上しています。
・イラストレーション発注費 143,200円
Aspara’s DJ Liveのみに使用するイラストレーション発注費用です。当年度は公式ヒロインのキービジュアル・関連イラスト、配信内の新規スタンプの依頼費を計上しています。
・配信機材関係費 35,090円
本項目では、DJに関連する消耗品として費消した針、コントロールバイナル、映像関連機材費用、DJソフトウェア費用を計上しています。昨年増加に寄与した映像素材への支出が無かったことで、本科目は減少しました。
・ソフトウェア償却費 20,200円
本項目では、配信運営上必要なソフトウェア「Resolume Arena」、「Virtual DJ」、「Serato DJ」ライセンス費用を5年(法定耐用年数)で均等償却した費用を計上しています。
・ハードウェア償却費 166,430円
本項目では、配信を運営するため調達したハードウェアを各法定耐用年数で均等償却した費用を計上しています。本科目は昨年調達したDJミキサー(DJM-900NXS2)の償却が始まったことで5.5万円の増加となりました。なお、2022年に新たに取得したハードウェアはなく、来年度も同程度を見込んでおります。
<2022年度固定資産の取得>
・対象なし
・調整経費 360円
本項目では、音源使用許諾の調整に要している経費(主に紙面郵送料)を計上しています。一括申請を始めとする申請手法の改善により昨年より郵送コストが減少しております。
<終わりと2023年度の方針について>
以上が2022年度収支となります。
2022年は、コロナ禍での外出制限が大きく緩和され、ニューノーマルに回帰した年となりました。Aspara’s DJ Liveは美少女ゲームDJ配信という新たなプロモーションと娯楽の領域を提供し、美少女ゲームファンから制作側に立つ方々まで、様々な層に楽しんで頂ける配信を目指しています。
Aspara’s DJ Liveの理念は美少女ゲーム作品や楽曲の魅力をお伝えすること、DJMixの楽しさをお伝えすること、そして作品を知ることにつなげるであり、プラットフォームとしては昨年以上に、力強いものとなったと捉えています。
弊配信は基本的に個人で運営を行っておりそれは今も変わるものではありませんが、今後は次世代を見据え、私以外の方もこうした活動に参加できる足がかりを作りたいと思っています。2023年度内にはそれに関連した一部の活動やAspara’s DJ Liveを手伝っていたける方の募集を検討しています。
視聴者や関係者の皆さまのご協力あっての弊配信ですので、引き続きどうぞご愛顧、ご支援いただければありがたく思います。2023年も皆様に楽しんで頂けるよう、また業界を盛り上げられるよう運営してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
更なる細目や本内容に関する問い合わせにつきましては、個別にメール(aspara.ice @ gmail.com)にて受け付けいたしますのでよろしくお願いいたします。